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初配属先で1ヶ月経過した頃
パワハラで悩んでいる人のためになればと思い、どうやってその状況から抜け出したかを残しておきます。
今まさにパワハラで困っている人に少しでも参考になれば、幸いです。
それでは、「初配属先で1ヶ月経過した頃」をお話します。
登場人物紹介
- イヌ山
- 僕です、23歳、人見知り、酔うと気が大きくなる
- ワニ島主任
- 独身、30歳、無口、酔うと説教くさい
- キツネ野先輩
- 独身、24歳、体育会系、酔うとベタベタしてくる
- ハゲタカ輪部長
- 独身、48歳、U字ハゲ、おしゃべり、酔うと毒舌
- ウシ木先輩
- 独身、28歳、体も大きくデブ、気が弱い、お酒が苦手
1ヶ月経過して僕のやってきた仕事
「公共システム開発部」に配属されてから、1ヶ月が過ぎました。
この1ヶ月でやってきたなかで、一番苦手だったのは電話応対でした。
電話が鳴ると、いつもドキドキします。
なぜなら、電話の相手の会社名をきちんと聞き取れないことでした。
会社名を聞き取りにくいのは、以下が原因でした。
- 会社名をハッキリと言わない(ボソボソいったりする)
- 小さな声でしゃべる
- 似たような会社名が多いこと
- メモ帳に書くスピードが、相手のしゃべるスピードに追いつけない
会社名を聞き取れなくても、相手に聞き返すこともできず、以下のような感じで取り次ぎしていました。
「東なんとかシステムの◯◯さんからです。」
そして、いつも言われるのは、「東なんとか」ではわからないよ。ちゃんとやれよ。
だから、いつも電話が鳴らないことを祈っていました。
一番やった仕事は、PC端末のセットアップおよび自社開発したソフトのセットアップ、LAN設定でした。
なん10台のPCセットアップをやりました。
セットアップはいいのですが、セットアップが終わったPCをお客様に納品するために、箱に戻すのが地味に面倒でした。
PCセットアップが終わると、プログラミングの勉強をしていました。
プログラミングの入門本に書かれているソースを順番に打ち込むことをやっていました。
本に書かれているソースを打ち込んでいるので、プログラムが動くのは当然なんですが少しでも自分で考えてソースを変更すると動かなくなりました。
なぜ動かなくなったかを一人で悩んで、解決して、また悩んでを繰り返していました。
ワニ島主任、ウシ木先輩、キツネ野先輩はなにかのシステム開発しており、全く相手にしてもらえませんでした。
それでも、プログラミングを少しずつでも理解でき、前進していたので楽しかったです。
歓迎会を開いてもらえた
ワニ島主任がやっていた開発案件が落ち着いた頃に、僕の歓迎会をやってもらえました。
参加メンバーは、以下でした。
- ハゲタカ輪部長
- ワニ島主任
- ウシ木先輩
- キツネ野先輩
- イヌ山
チェーン店の居酒屋でしたが、歓迎会をしてもらえたことが嬉しかったです。
ワニ島主任の開発案件には参加させてもらえないのは、自分の実力が無いせいなので仕方ないですが、できるだけ早く参加させてもらえるようになろうと燃えていました。
ハゲタカ輪部長とワニ島主任は、ストレスがたまっているのか、すごい勢いで飲んでいました。
ウシ木先輩は、お酒が苦手なのでソフトドリンクで、ハゲタカ輪部長とワニ島主任の過去の自分達の栄光の話を聞いていました。
キツネ野先輩はといえば、酒癖が悪く絡んできました。「もっとちゃんとやれよ」とか「いつまでも新人のつもりでいるなよ」とか説教が始まりました。
そして、キツネ野先輩は、僕に「飲みが足りない」と言ってどんどんお酒を飲ましてきました。
僕は、機嫌を損ねると面倒くさそうだったので、勧められるままにお酒を飲んでいました。
おかげで、ウシ木先輩以外全員、かなり酔っ払って歓迎会は解散となりました。
うっやばい、いま何時だ???
朝、目を覚ますと昨日の歓迎会のお酒が残っており、頭が激しく痛く2日酔でした。
ふと時計に目をやると、8時50分でした。
会社の始業時刻は、9時でしたのでどうあがいても遅刻確定です。
冷や汗がダラダラと出てくるは、心臓の鼓動が早くなるは、吐き気はするはで、何も考えることができませんでした。
それから5分して、会社に電話をしました。
「もしもし、◯◯会社のキツネ野です。」とキツネ野先輩が電話口にでました。
「すみません、イヌ山です。寝坊しました。」と震える声で答えました。
「はああぁ、なにやってるんだよ!!!早く来い!!」
そこから、寝癖を直す暇もなく、急いでスーツに着替えて、会社に向かいました。
電車のなかで、ずっと心臓がドキドキしていました。やばい、クビになったらどうしようと考えていました。
なんとか会社に着き、ハゲタカ輪部長の席に行って謝りました。
ハゲタカ輪部長は半笑いで、「2度と寝坊するなよ」とだけ言って、席に戻るように促されました。
僕が席に戻ると、鬼のような顔をしたワニ島主任が会議室にいっしょにくるように言ってきました。
それから30分くらい、ワニ島主任がいつもは出さないような大きな声で説教をされました。
僕は、言い訳のしようもなく、ただひたすら謝っていました。
席に戻ると、キツネ野先輩がニヤニヤと笑っていました。
僕は心のなかで、「オマエのせいだからな」と思っていました。
この頃の振り返り
この頃の反省点
- プログラミングの独学方法としては、基本的な構文を覚えたら成果物を決めて作るやり方がよい
- プログラミングの書き方がわからないところを、調べて覚える
- バカ正直なのは、ただのバカ。寝坊ではなく体調不良と言えばよい
独学でプログラミングを勉強するのは限界があるし、効率的ではありません。
プログラミング能力をつければ、早く仕事をもらえるようになります。
そうすれば、回りも少しずつあなたを認めてくれます。
システムエンジニアとして、まずプログラミングができることは最低条件となります。
なかには、プログラミングはできないが、設計はできるからそれでよいと考えている人がいるみたいです。
プログラミングができないのに、良い設計ができるとは思えません。
概要設計はできたとしても、詳細設計を作ることはできません。
そうならないためにも、プログラミングを体系的に勉強しましょう。
自宅でも体系的に勉強ができるオンラインプログラミングスクールを有効活用してみましょう。
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